津軽べっ甲撥の先直し

~津軽べっ甲の先直し~

津軽三味線のべっ甲撥の修理をお受け致しましたのでご紹介致します。
今回は先が丸くなってきたのと糸の跡が付いてきたので先を出して糸の跡などを綺麗に磨き直すという修理です。



まずサイドから少しずつ削って角を出していきます。↓

三味線修理 べっ甲撥


次に磨きます。何度もチェックしながら細かい傷などを綺麗に取っていきます。磨きすぎると薄くなるのでその確認もかかしません。↓

三味線修理 べっ甲撥


磨きだけではツヤが出ないのでバフという機械をかけて全体にツヤを出します。ここでツヤが出きらない場合や光に当てて見える程度の細かい傷があっても再度磨きからやり直します。↓

三味線修理 べっ甲撥


形や厚み、ツヤなど全てチェックして完了です。↓

三味線修理 べっ甲撥