• 三味線修理 皮の張り替え 長唄・五厘大サイズ 四つ皮 特上ランク 両面
  • 価格:66,000円(税込)
三味線修理 皮の張り替え

商品説明

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価格:66,000円(税込)

注文

発送の仕方:
分解や必要部分での発送または長いままでの発送をお選びください。
分解の場合、修理代金の合計が2万円以上の場合は送料が無料になります。
分解での発送がご希望の場合は修理代金に合わせてお選びください。
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様々な作業を行っておりますので、作業期間は当店に品物が届いてから1週間~2週間ほど頂いております。
お急ぎの場合でもできる限り対応致しますのでお気軽にご相談くださいませ。
ご来店でのお持ち込みの場合はお客様からの送料はかかりませんので是非ご来店くださいませ。

↓修理完了までの流れ↓

お支払い手続きの前にお客様の三味線を当店までお送り頂きます。
片面がご希望の場合は、湿気が入るのを防ぐ為に必ずビニール袋を入れたままお送りください。

可能であれば分解して下棹と胴部分のみお送りください。
下棹は胴に硬く仕込まなくてはならないので必須です。
ほぞは割れやすいので破損のないようにクッション材や新聞紙などで厳重に梱包をお願致します。
仮継ぎがある場合は付けて頂くようお願い致します。ない場合はプチプチなどで代用してください。
三つ折れケースでの発送も、中にクッションを十分にお入れください。

三味線修理 皮 張り替え

分解ができない場合は輸送中の衝撃で破損のないよう厳重に梱包をお願致します。
ケースに入れてお送り頂く場合もクッションを十分にお入れください。
大きめの箱やケースの外側にもプチプチなどをまいてお送り頂けば破損の確立が低くなります。
天神部分が壊れやすいので天神の先がケースの底に当たらないように下の写真のように浮かしてください。

さわりをみますのでお使いの駒も一緒にお送り頂ければその駒で調整致します。

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品物が届きましたら状態を拝見させて頂き、修理内容とお見積りの確認を当店よりご連絡致します。
お先にご入金頂く事も可能ですが他に修理箇所が見つかる場合もございます。
その際はご連絡させて頂きます。

胴の糊付け部分に隙間が開いていたりトメがずれている場合は胴の付け直し作業が別途かかります。
胴付け作業には皮を両面剥がさないとできないので胴付け+両面になります。予めご了承くださいませ。

作業が完了し、ご入金を確認させて頂きましたら当店から発送させて頂きます。

修理は必ず全て私達が担当致します。
店の外へは出しませんのでご安心くださいませ。
店舗写真店舗写真

作業内容↓

一番最初に胴にろうを塗ります。
この作業は張った後の仕上げの際に糊が付いてしまうのを防ぐ為に行います。

三味線修理 皮 張り替え

胴がバラバラにならないよう縄をかけ、皮を剝がします。
剥がした跡に前の糊が付いていますので、糊部分を削っていきます。
この時、なるべく胴部分まで削らないように注意しております。

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皮に張る三味線のラインをひきます。

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皮を湿して軽石で裏側の裏皮を擦っていきます。

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軽石で擦ったあとはラインが消えたり皮が湿っていてラインが変わってます。
そのため再度ラインを引き直し、このラインが木栓を挟んでいく目安になります。

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ここから木栓を挟んでいきます。この作業の出来によって思ったように張れなかったりします。
張り替えをする上でこの作業が経験と感覚を一番必要として非常に重要になります。
張替え作業はここで決まると言われております。

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木栓を挟んで金槌で打ったら、再度皮の裏皮を擦ります。
この擦りがあまいと糊が付きにくく剥がれてしまったりしてしまいます。

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次はいよいよ張替え作業に移ります。糊を胴に塗っていきます。
もち米の粉末を水で練った糊を使用しているのですが、この糊の硬さもこだわりがあります。

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縄をかけ、バランスを確認しながら引っ張っていきます。
4辺あるのですが、それぞれ引っ張り具合や強さが違います。
皮によっても個性があるのでその都度引っ張り方を変えております。

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手で縄を引っ張り終えたら次は打ち込みです。
張る皮の厚みや胴の大きさによって強さを変えます。

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打ち込みでその時の張りを確認したら最後にもじりで最終調整します。
縄の硬さを触ってもじって皮を引っ張り、皮の状態をみながら張っていきます。
状況や皮によってここも変えるので経験第一です。厚い皮は非常に強い力が必要です。

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張る作業を終えたら糊を温めて一気に乾かします。

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糊が乾いて張り具合を確認したら、木栓を1つ1つ外していきます。

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木栓を外したばかりの状態では皮の端が浮き上がっている状態ですので、そこにまた糊を入れ、こきつけという道具で皮の横をはねないように寝かしていきます。

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皮の側面がはねないようになり、ある程度乾いたら次は特殊な道具で真っ直ぐ切ります。
この幅は三味線によって違います。津軽三味線はそのまま張っぱなしの状態が多いです。

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最初に塗ったろうが付いているままなので、綺麗に拭きとります。

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次は付け乳という印を付ける作業をします。印を付けた部分にろうを一滴付けて、本物の乳のように見せます。
この乳はあくまでも飾りで、地唄三味線や津軽三味線、太めの民謡三味線にはあまり付けません。

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最後に撥皮を張って張り替えの作業は完了です。
この撥皮を張る位置も、三味線のジャンルによって変わってきます。
弾き方がそれぞれ違うので合わせて撥皮を張る位置も変えております。

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棹が全部ある場合は三味線をつないで新しい糸をかけ、全てメンテナンス致します。
お使いの駒があればその駒に合わせて調整致します。
棹ごとお持ち込み頂いていたり、お送りの場合でもサービスで行っております。
ここまでで当店の作業は完了になります。
1つ1つ手作業で丁寧に行っておりますので安心してお任せいただければ幸いです。

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↓皮について↓

当店の犬皮についてご説明致します。
実際に皮は全部が白いわけではなく、白く見える所もあればそうでない所もあります。
一枚の一枚の皮でも場所によって厚みも違います。

実は犬皮は脇の下の部分が透き通っております。(写真左上)
見た目には薄く見えますが実際はこの透き通っている部分が薄いという事はありません。
左下の方がお腹にあたる部分で、右側が背中の方になります。左下の穴が開いている部分はお乳です。

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皮を張り替えると、胴の木の色が透けて汚れのように見えます。
透き通ってる部分を避けて色の白い部分だけを使えば見た目には綺麗ですが、そこを入れないと音が抜けず良い音にはなりません。

写真のように毛穴が他の部分よりも大きくなっております。
その部分を『だき』と呼びます。
当店では音にこだわりたいので、あえて『だき』を入れて張り替えをします。

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張ったあと胴を見ると透けているので汚れに見えるかもしれませんが決して汚れではありませんのでご安心ください。
それは音の良いように張った皮の一部だと思って頂ければ幸いです。

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