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店舗写真

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棹が曲がってしまったら

〜棹が曲がってしまったら〜


三味線の材質は木なので、年数が経つと棹が横に湾曲してくる事がございます。
その事を『棹の曲がり』と呼んでおります。


木の目によって曲がってしまいますが、棹によっては何年経っても曲がらない棹もございます。


棹に曲がりがあると3の糸が落ちやすくなったり三味線にとってあまりよくありません。


もう直らないと思う方も多いと思いますが、ほとんんどの場合は直ります。


曲がり直しの手順を簡単にご説明します。

・まず分解する部分の継ぎ手の中を削り曲がっている方向と逆に棹を振ります。

・定規でチェックし、最低限の曲がりが直ったら継ぎ手の中のがたつきを直して硬さを調整します。

・曲がっている棹を逆に曲げると必ず継ぎ手に段差が出来ます。その段差を削り、滑らかにします。

・最後にやすりなどの目や小傷がなくなるように綺麗に磨き上げます。


私たちが中古三味線を直す際、曲がっていたら必ず行っている作業です。

曲がり直しをすると棹の太さが少々細くなりますが、上手に直せば使用できなくなるほど細くなる事はほとんどありません。

曲がり具合がかなり酷かったり元々の棹の太さが極端に細い場合を除きますが、直す事ができる確率の方が高いので諦めずにご相談くださいませ。

『ハ』の高さって何?

〜『ハ』の高さって何?〜


三味線の『ハの高さというフレーズをよく聞くかと思います。
この『ハの高さをしっかりとした寸法に調整しないと、駒をかけても弾きにくかったり良い音がしないという事が起こります。

まず、『ハ』というのを簡単にご説明致します。


通常棹に対して胴の駒を掛ける方は少し下がっております。
この下の方が下がっている事を『下がり』といい、その『下がり』の寸法の事を『ハの高さ』と呼んでおります。


この『ハの高さ』は三味線のジャンルによってちょうど良い高さが変わります。


例えば長唄三味線、地唄三味線、津軽三味線とでは『ハの高さ』が少々異なります。
駒の高さの違いや弾き方なども違うので、『ハの高さ』の調整もそれによって変わってくるんです。


私達はこの『ハの高さ』の調整を1厘単位で行っております。

・手順はまず現在の『ハの高さ』を測り中木の接着部分を取ります。

・次にノミで高さをイメージしながら削り角度を調整します。
少し削るだけでもかなり変わってくるのでかなり繊細な作業になります。

・寸法を合わせて削ったら膠で接着します。

接着後に確認し、『ハの高さ』がちょっとでも合ってなかったら再度外してやり直します。


そのくらい三味線にとって『ハの高さ』は重要になります。

当店で中古三味線を作成する際に必ずチェックし、必要であれば行っている作業です。




撥皮をすくってしまった


〜撥皮をすくってしまった〜

撥皮を一度すくってしまうと癖になりそこに何度も撥が入ってしまいます。
すこしすくってしまっても撥皮のりをすくった部分に少し入れ、皮に染みてしまう前にヘラのような物で掻き出し、ティッシュなどですぐに拭けばまた付きます。

すくってしまうからといって撥皮を下へ張ったりしていると三味線を弾く構えや弾き方を崩してしまうのでそれは避けた方が良いです。

穴など開いてしまったりしたら下の皮を痛めてしまう前に撥皮を張り替えましょう。

ご自身でもできますし、お店に持っていけばその場で張り替えてもらえます。

糸巻きが止まらない(糸巻きの回し方)


〜糸巻きが止まらない〜
(糸巻きの回し方)

糸巻が止まらないという問い合わせを良くお受けします。
糸巻は調整されていても使い方(回し方)が間違っていると抜けたりして止まらなくなってしまいますので、正しい使い方をご説明します。

糸巻はただ握って回しているだけでは止まりません。回しながら押し込むのですが、写真のように必ず指を掛けます。

1の糸巻きと3の糸巻きは親指を掛けます。↓



2の糸巻きは小指を掛けます。慣れないと回しにくいですが、コツをつかむまでひたすら練習しかありません。↓



これが出来るようになれば格段に上達しますので、最初は難しいかもしれませんが試してみてください。

カンベリの修理のタイミング


〜カンベリ修理のタイミング〜

カンベリ修理をするタイミングは減ってきて音が割れてきたらといいますが、実際その見極めはなかなか難しいです。
カンベリをたくさんとると三味線が重ねがなくなって薄くなっていくとも言われておりますが、上手に修理が出来るお店は実際そんなに削るわけではないのでそんなに減りません。

ただ、すごいカンベリした状態で使用しているとまた糸が同じ溝に入るのでみるみる減っていきます。その溝を取るために深く削らないといけなくなってしまうので、結局三味線が長持ちしません。

コストはかかりますが、ツヤがなくなってきて、「少し溝が付いてきたかな」と思うくらいで修理に出すのが三味線が一番長持ちするタイミングです。

糸が上から頻繁に切れる


〜糸が上から頻繁に切れる〜

まず最初に上の糸巻きの下に付いている金具を上駒といいます。
糸を巻く際に、この上駒の所で糸が屈折しているのでそれを緩和させないと、何度やっても上駒から切れてしまいます。
「高切れ」という切れ方の名前まで付いております。


三味線説明

写真のように、糸を伸ばす際や巻く際に、指を一本入れて、糸への負担を減らす事で、格段に切れる事が減ります。

新しく糸を取り替え、糸をのばす時や調子を取る時に必ず行ってください。


写真や文章ではお伝えできない事もございますので、詳しくは店頭までお越しくださいませ。

皮を張り替えれば音が良くなる?


〜皮を張り替えれば音がよくなるか〜

たまに聞かれますが、確かに音が冴えるという意味では正解だと思います。

皮が緩んでいては良い音はしませんが、さわりの調整やお使いの駒など、良い音を出す為に、見直す箇所が他にたくさんありますので、皮が全てではありません。

条件が揃ってない状態で皮を張り替えるより、張る前にご自身の三味線を見直すと良いかもしれません。
しっかり調整されていれば花梨の三味線でもとても綺麗な音がします。

実はさわり部分をいじったりすのは非常に難しい技術なので三味線屋さんの個性が出る所でもあり技術の見せ所です。

もう少し良い音を出したいな、などと感じたらまずはお近くの三味線屋さんに持って行って相談するとよいかと思います。

象牙の糸巻きの中が黒い


象牙の糸巻きの中が黒いというお問合せを頂く事があります。

これは、糸巻きの止まりを良くする為にあえて墨を塗っているものなのでそのままにしておいてください。

墨を塗っていなくても象牙と金具が擦り合わさると少々黒くなります。
その上から墨を塗る事によって止まり具合が滑らかになります。

もう一つ、金具と擦り合わせる箇所を保護する役割があります。

塗ったばかりは綺麗ですが、使っていると墨部分も擦れるので汚れに見える事もあります。

拭いてしまったりして逆に止まらなくなる事がありますのでお気を付けください。


この、金具と擦りあう部分に墨を塗るという作業は、ほとんどの老舗が行っている昔からの知恵と技術です。




天神カバーのサイズが分からない


〜天神のカバーのサイズ〜

天神のカバーを買う際は、実際に三味線を持っていき合った物を購入するのが一番良いのですが、ご遠方だったり持って行けないという時は天神カバーを取り、内側を見てみましょう。

内側に205や19などと番号が書いてあり、それがサイズになります。

しかし天神の形やメーカーによってサイズに誤差が出てしまいますのお店に足を運ぶのが一番安心です。

皮の湿気対策


皮の湿気対策〜

三味線の皮の管理で一番気を付けないといけないのが湿気です。

保管の際は必ず胴の部分を和紙袋とビニール袋を一緒に入れましょう。基本的な保管はこれだけでも大丈夫ですが、心配な方は和紙とビニールの間にシリカゲルなどの除湿剤を入れたりしても効果があります。

一番良いのは和紙とビニールを入れたう上で、桐のタンスや桐の立て箱にしまう事です。これに勝るものはありません。

たまにビニールは蒸れるから良くないという意見を耳にしますが和紙だけでは湿気を直に浴びて、皮が破けたり緩んだりする原因になるので絶対にやめましょう。

音が徐々に下がってくる


〜音が徐々に下がってくる〜

演奏中に音が下がってくるのは糸が伸びているからです。三味線という楽器は一度調弦してもずっとその音が持続する訳ではありません。

ましてや糸巻きが緩んでいるわけではありません。糸巻きが緩んでいたら一気に戻ります。

糸を取り替えた際にでもしっかり伸ばしておけば演奏中もそれほど伸びませんのでまずはしっかり糸を伸ばすという事を心掛けるのが良いかと思います。

糸を伸ばす際に、糸巻きから上駒の間が意外と忘れがちで、そこを伸ばすだけでかなり変わります。金物部分で糸に負担がかからないように伸ばしてください。↓


それでも演奏中にも多少の調弦は必要になります。プロの方も必ずやっている事です。
演奏中の糸巻きの巻き方もコツがいるので悩んでいる方は先生に相談すると良いと思います。

三味線の糸が持ち上がってしまって弾きにくい


〜糸が持ち上がってしまって弾きにくい〜

まれに糸が極端に持ち上がってしまって弾きにくくなる事があります。原因としては中木という胴の中を通っている部分の糊付けが甘くなり取れかかっているか、取れてしまっているのが一番多いです。

「ハ」が合っていなくても弾きにくいですが、気が付かない方の方が多いです。

今まで普通に弾けていて、急にそうなってしまったら、中木が原因の可能性が非常に高いので、お近くのお店に持って行き見てもらうのが良いです。

糸巻きが硬くて動かない


〜糸巻きが硬くて動かない〜

触っていないのに糸巻きが硬くなる事はよくあります。原因は湿気です。黒檀も象牙も湿気で膨張します。
特に梅雨の時期に多いトラブルです。

万が一、動かなくなってしまったら焦らずにゴムを使って回してみるか、冷やして縮ませるかです。

無理に回そうとすると折れる原因にもなりますので、ご心配な方は冷やすのが良いです。

糸を切り、天神部分だけ外して冷蔵庫に1時間も入れておけばほとんど動きます。

不安な方は何もしないでお近くの三味線屋さんで対処してくれると思いますので相談するのが良いと思います。

これを防ぐには、使用後や、使用しない時は糸巻きを必ず緩めてふわりと入れておけば自然と硬くなる事はありません。
また使うからと使ったままにしないで、糸巻きはしっかり緩めて保管する事をお勧め致します。


糸巻きが止まらない(糸の巻き方)


〜糸巻きが止まらない(糸の巻き方)〜

糸巻きは調整されていても使い方で全く止まらなくなってしまいます。
ここではやってはいけない糸の巻き方をお教え致します。

簡単な事ですが、糸の巻き終わりが壁に当たってしまっている状態では押し戻されて止まりません。この写真の場合だと1の糸も3の糸も側面に当たってます。↓



糸の巻き終わりが側面のぶつからないように糸を巻いて頂ければ戻されて止まるようになりますので、気を付けてやってみてください。↓



三味線の胴の大きさ・胴掛けサイズ


〜胴掛けのサイズの見分け方〜

お使いの三味線はどんなサイズかご存知ですか?
張り替えを出す際や胴掛けを購入する際に知っていないと値段や何を選んでいいかわからないくなって迷ってしまいます。

胴というのは縦6寸5分、横5寸9分というのが正規の寸法です。そこから縦横が5厘大きい胴を5厘大、1分大きい胴は1分大、2分大きい胴は2分大というように大きさと呼び名が同じです。

胴掛け 大きさ 違い
胴掛け 大きさ 違い


ただ、2分大や1分5厘大の胴は地唄、4分大や5分大の胴は津軽サイズと呼ぶ方も多いです。
山田地唄は5厘大ですのでお気を付け下さい。

これまでの説明ではおそらく定規で測らないと難しいので、簡単に確認できる方法は、胴掛けの裏側を見る方法です。胴掛けは表から見ても分かりません。↓

胴掛け 大きさ 違い


下の写真のように胴掛けの裏にサイズが書いてあります。↓

胴掛け 大きさ 違い


長唄サイズは書いてない事が多いですが、5厘大と地唄サイズは書いてある方が多いです。

津軽は胴掛けの大きさが明らかに違うのでお分かり頂けるかと思います。

胴掛けをお探しの方はそのサイズを参考に選んでみて下さい。

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