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店舗写真

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象牙の津山撥直し

~象牙の津山撥の先欠け直し~

象牙の津山撥の先欠け直しをお受けいたしましたのでご紹介致します。

下の写真くらいの欠けでしたら大きく形が変わる事がないように直す事が可能です。↓

地唄用 津山撥修理


まず、サイドから少しずつ削っていき、撥先の角を出していきます。このとき、間違って先を飛ばさないように細心の注意を払って削ります。↓

地唄三味線 津山撥先直し


撥の先を出して形が決まったら次は磨きに入ります。磨き残りがあると綺麗に仕上がらないので何度もチェックして綺麗に磨いていきます。↓

地唄三味線 象牙津山撥修理


磨きが終わったらバフという機械で仕上げていきます。磨きの段階で綺麗に磨かれていないとバフを掛けた時のツヤに濁りがでます。
もしツヤが出にくかったら何度も磨きからやり直します。↓

地唄三味線 象牙津山撥修理
地唄三味線 象牙津山撥修理


バフを掛け終わって全体に綺麗になったら完了です。細かい部分までチェックしてからお客様にお渡しいたします。
新品以上に綺麗になります。

津軽三味線のカンベリ・棹全体の磨き


~津軽三味線のカンベリ・棹全体の磨き~

紅木の津軽三味線のカンベリ修理をお受け致しました。棹にツヤがなくなってしまっていたので同時に棹全体の磨きもお受け致しました。



まずかんなでカンベリを取ります。↓



今回の三味線は継ぎ手の中にがたつきがあり、そこも直したので側面に段差ができました。その段差をヤスリでとってからツラと同時に磨きます。↓



全て綺麗に磨き終わったら漆を入れて仕上げます。当店では生漆を使用しております。↓


糸などもサービスで新しい物に取り替えてしまいます。

写真ではわかりにくいですがピカピカになっております。↓






津軽三味線の紅木糸巻き取り換え


~津軽三味線の紅木糸巻き取り換え~

津軽三味線の糸巻きを新品の紅木糸巻きに取り替える修理をお受けしましたのでご紹介致します。



金物の開きを確認して問題なければ仕込み開始です。ヤスリで綺麗なラインを作りながらどんどん削っていきます。↓

三味線修理 糸巻き調整


綺麗に仕込み終わったらもう一度開きを確認して完了です。↓


金物付け(1か所)・糸巻き調整


~金物付け(1か所)・糸巻き調整~

三味線の金物が1か所取れてしまった部分と糸巻き調整を依頼されたので作業の様子をご紹介致します。↓

三味線修理 糸巻き調整


まず金物を付ける前に中の接着剤の跡を特殊な道具で掃除します。ここで削りすぎると緩くなってしまいますので少しずつ行います。↓



内側を綺麗にし、角度をしっかり確認したら金物を打ちます。この時、糸巻きの角度が悪ければサービスで直すことが多いです。↓



金物を打ったら内側を平らに磨きます。↓



内側を磨き、金物の中を綺麗にしたら糸巻きの調整をします。今回の修理は象牙調(合成)でした。↓


糸巻き調整が終わればこの修理は完成です。
この時、金物磨きなどはサービスで行っております。

下棹の割れ接着修理


~下棹の割れ接着修理~

紅木の津軽三味線の下棹が衝撃が入り割れてしまったので接着修理をする事になりました。
ツラだけでなく後ろの猿尾までヒビが入ってますが、しっかり修理をすれば全く分からなくなります。

三味線 接着修理


まず割れた個所に接着剤を流してしっかりとしめます。ここで隙間が開いた状態でかたまってしまうと仕上がりが綺麗にいかないので細心の注意を払って接着します。
接着剤が溢れるくらいがちょうどいいです。↓



接着が完了しましたらはみ出た接着剤を削ります。↓

三味線 接着修理


次は磨きに入ります。棹のそりを見つつ、磨き残りのないように何度もチェックしながら綺麗に磨いていきます。↓

三味線 接着修理


磨きまで終わったら最後に椿油や漆を入れて数日乾かします。漆はある程度乾かさないとかぶれてしまうので注意が必要です。↓

三味線 接着修理


目で見ただけでは全く分からないようになりました。磨いてあるので触っても何も感じませんので安心してお使い頂けます。
割れ修理は状態によってお値段が変わりますので、まずはお見積もりからお気軽にご相談ください。

三味線修理の実例分岐


~三味線修理の実例~

実際に『菊岡 中むら』で行った修理の実例をご紹介致します。お値段も書いてありますので、参考にして頂ければと思います。














まだまだ様々な修理がきますので色んな修理の実例を順次ご紹介していきます。

津軽べっ甲撥の先直し

~津軽べっ甲の先直し~


津軽三味線のべっ甲撥の修理をお受け致しましたのでご紹介致します。
今回は先が丸くなってきたのと糸の跡が付いてきたので先を出して糸の跡などを綺麗に磨き直すという修理です。



まずサイドから少しずつ削って角を出していきます。↓

三味線修理 べっ甲撥


次に磨きます。何度もチェックしながら細かい傷などを綺麗に取っていきます。磨きすぎると薄くなるのでその確認もかかしません。↓

三味線修理 べっ甲撥


磨きだけではツヤが出ないのでバフという機械をかけて全体にツヤを出します。ここでツヤが出きらない場合や光に当てて見える程度の細かい傷があっても再度磨きからやり直します。↓

三味線修理 べっ甲撥


形や厚み、ツヤなど全てチェックして完了です。↓

三味線修理 べっ甲撥

金物取り換え・新品糸巻きすげ


~金物取り換え・新品糸巻きすげ~

新品の糸巻の取り換えと中古の金物にっ全て取り替えるという修理をお受け致しました。

まず最初、金物を外す前に糸巻きの開きをチェックしときます。そこを確認しないと金物を仕込み直す際、きちんとした寸法が取れません。↓



確認が終わりましたら古い金物を外し、中古の金物を仕込み直します。仕込む前に中古の金物も新品のように磨いておきます。↓

三味線修理 糸巻き取り換え


金物が浮かないように角度を見ながら1つ1つ打っていきます。元々、3の糸巻きの角度が下に下がっていて、開きが悪かったので角度を変えて打ちました。角度を直すのは簡単ではないですが、金物付けの時はサービスでやってしまいます。↓

三味線修理 糸巻き取り換え


全て打ち終わったら内側が出っ張っているので砥石で磨きます。磨き終えたら今度は金物の中を特殊な道具で綺麗にします。↓

三味線修理 糸巻き取り換え
三味線修理 糸巻き取り換え


金物はここまでで完了です。次は糸巻きを仕込みます。この時は太めの7分5厘を仕込みました。↓

三味線修理 糸巻き取り換え


糸巻が仕込み終わったら最後に角度を確認して、糸の穴を開けて全ての作業が完了です。


開きの直しなど細かいところは全てサービスでやりました。

今回大きいタイプの金物と糸巻きでしたが、長唄や地唄などはもう少し小さい物を使うのでお値段は少々お安くなります。


中木の付け直し


~中木の付け直し修理~

胴の中を通っている中木という部分が自然と取れてしまう事があります。ここは付け直さないと使用できないので重要な作業です。



まず前の糊を綺麗に洗い、接着面を刃物で調節します。この作業がしっかりなされてないと付けてもすぐに取れてしまいます。
今回はやりませんでしたが、ハ直しもこの時に行います。↓



接着面の調整が終わりましたら膠(にかわ)という糊で接着します。ここはハ直ししたりする事があるので強力な瞬間接着剤などは使用しません。
すぐ固まってしまうのでスピード勝負です。↓


接着が終わって乾かします。膠(にかわ)が乾いたら綺麗に拭き取って完了です。
ハ直しの場合、接着が終わってチェックして、寸法ぴったりになるまでやり直します。

カンベリ修理


~カンベリ修理~

三味線は弾いているとツラの糸を抑える所が徐々に減っていき溝ができていきます。勘所が減るという事からそれをカンベリといいます。

ちょうどその溝部分を抑えると音が割れるので定期的に修理する事をお勧め致します。

このお客様の三味線はあまりカンベリはしていませんでしたが、早めに取る事で棹が長持ちするので今回とりました。↓



まずかんなで全体を削ります。たくさん削るのではなく、カンベリがとれる程度です。
この時大事なのは、三味線の上から下までかんなをかける事です。カンベリ部分だけ削るとそこだけ凹んでしまいますので三味線が凸凹になります。



全体にカンベリをとったら次は磨きです。当店では棹が凸凹にならないように長い砥石を使用して磨いております。↓


磨きで棹全体を綺麗にしましたら次はさわりを切ります。ここの作業が一番難しく技術がいる作業なのですが、当店ではかならず調整致します。↓

三味線修理 カンベリ

そこまで終われば全体に漆を入れて完了です。漆が苦手な方は椿油を入れます。

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